そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは、コンピュータにして欲しいこと(命令)を、コンピュータのわかる言葉で順番に指示を書いたものです。いわゆる「作業の指示書」のことです。
私たちの身近なものでは、運動会のプログラムやお料理のレシピなどが当てはまります。それらを読むのは人間なので、人間がわかる言語で書きます。例えば運動会のプログラムがあったとします。
① 開会式
↓
② 準備体操
↓
③ 100m走
と、私たちはプログラムの指示通り動きます。
この様に指示されたことを順番通りに処理することをプログラミングでは「順次実行」と言います。
動いて欲しい相手がコンピュータになると、コンピュータが解かる言語で書かなくてはいけません。それがプログラミングという事です。
コンピュータ、AIが得意なこと
コンピュータ、ロボット、AI(人工知能)は、正確な高速処理や繰り返しの処理、データの共通点の抽出などが得意です。一度しっかりプログラミングされると、間違えることはまずありません。疲れて止めてしまう事もないですし、24時間働き続けることも出来ます。
例えば、普通のパソコンでは1秒間に500〜1000億回の計算ができます。さらに世界一を競うようなスーパーコンピュータ(スパコン)では10ペタフロップス以上で、1秒間に1京回(1兆の1万倍)の計算ができます。
※1京を数字で表すと10,000,000,000,000,000
※2019年、日本のスパコン富岳が世界一に。富士通が設計・開発した高性能のCPU(中央演算処理装置)を約15万個そろえ、効率よく通信するネットワークで結んで最適に制御。大量の計算を瞬時に出来る。
※フロップスはコンピュータの計算能力を表す指標の1つ。1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の浮動小数点演算が実行できる計算能力。
しかし、そんな凄い能力を持てるようになったコンピュータ、人工知能にも、不得意なことがあります。それは、人や動物の気持ちを考えることです。つまり、これが良いことなのか、悪いことなのかを判断する道徳心や感情が無いのです。これはある時はメリットであり、一歩間違えると間違った使い方をすることになるかも知れません。
先進テクノロジーは、世の中が良くなる為に使われるべきです。子供たちには、人の幸せの為に知恵や技術を使える、道徳心や倫理観を育ててあげることが、私たち親の大切な役割かもしれません。