小学校でプログラミング教育必修化!重要ポイントを解説

小学校でプログラミング教育必修化

はじめに

たくさんのプログラミング記事の中から見つけていただき、誠にありがとうございます。
この記事を書いています齊藤と申します。小学生(5年生)の息子がおり、最近プログラミングを始めました。

小学生、中学生がプログラミングを勉強すると、将来どんな良いことがあると思いますか?
日本はIT人材が不足するから就職に困らない。稼げる仕事に就ける。どれも間違いではありません。親として一番の願いは、将来、子供が食べることに困って欲しくないということではないでしょうか。私もそれを理由に、「将来、必要とされるスキルを身につけさせてあげたい」と思いプログラミング塾に通わせている一人です。
プログラミングは、これからの子供たちにとって、確実に人生の選択肢を広げてくれるスキルになると思います。

子供たちが大人になる10~30年後(もっと早いかも知れません)、AI(人工知能)など新しいIT・デジタル技術が広がり、世界中でデジタル化が進みます。
それにより新しい成長産業が生まれ、企業は商機を求めて進出していくことになります。これからは起業するにも、プログラミングなどのデジタル技術の基礎がわかっていないと、それをどうサービス化すればよいのか、どのような技術で解決すればよいのかを考えることも難しくなると言われます。現在、経営をしている方々であれば、既に感じていることではないでしょうか。

このように、世の中は大きな転換点を迎えています。それに伴い子供たちへの教育も変わろうとしています。特にこれからのリーダーには、論理的に物事を考えられる「プログラミング的思考」が必要と言われ、これまでより一層、化学や数学の分野を強化していく「STEAM教育」が世界中で注目されています。これが、プログラミング教育が日本で始まった理由の一つでもあります。

【関連記事】■プログラミング的思考とは?

プログラミングと聞くと理屈っぽく難しいイメージがありますが、私たち大人が考えるほど子供たちはそう思っていません。なぜなら、子供たちが使用するプログラミングツールは、子供たちの興味を引くように工夫されたものが多いので、勉強というよりゲームに近いのだと思います。それに、私たち大人と違って、生まれた時からネット動画を見たり、タブレットを使いこなしたりとデジタル技術に親しんでいる世代です。私たちとは感覚が違うのだと、若い世代を理解することが必要です。
そして、プログラミングには「こうでないとダメ!」というものがありません。極端に言えば、答えも、そこにたどり着く道のりも、10人いれば10通りあってもいいのです。実際にプログラマーの方にお話を聞くと、10人いれば10人違うプログラムを書き、それぞれ躓くポイントも違うらしいです。なので、普段授業では目立たない子も、プログラミングではのびのびと才能を開花させたりします。
これからお分かりいただけるように、プログラミングの授業は、従来の学校の授業のように、みんなで答えを合わせるようなやり方で教えるのは難しい教科です。そこで、それぞれの考え方を大事にして、丁寧に教えてあげられるのがプログラミング教室です。
 
プログラミングは、理屈を学んでも出来るようにはならず、実際に作ることで身についていきます。
息子のプログラミングは、私ではわからないレベルまで難しくなってきました。プログラムの手順が多くなると、すんなりとはいきません。それでも息子は頭をひねりながら何度も何度も挑戦しています。この「思ったのと違う」→「どこがおかしいのだろう?」と考えることで、問題解決力がつくのですが、何度も繰り返す根性も、プログラミングは身につくかも知れません。
この繰り返しの過程で、脳が自然に論理的になっていきます。文部科学省は、この論理的思考を養う事を小学校プログラミング教育の目標としています。

  • AIやロボットが得意なことは何?
  • 人間の方が得意なことは何?
  • 複雑な社会を生きていくために、子供たちには何が必要?
  • 私たちが、子供たちの為に出来ることは…?

プログラミング教育が始まったことをきっかけに、様々な視点で、子供たちの未来について皆様と一緒に考えていけたらと思います。記事は少しずつアップしますので、永いお付き合いをどうぞ宜しくお願い致します。

**記事を書くために読ませて頂いた書籍・参考文献**
文部科学省・小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)
日経BP・小学生からはじめるプログラミングの本2022年度版
講談社・SDGsでわかる今ない仕事図鑑ハイパー自分の才能発見ブック※2021年第1刷発行

文章制作に携わった全ての関係者の方々に感謝を申し上げます。

🌟この記事を書いている人🌟
20年近く前からダブルワークの考えがあり様々な職種を経験。資格マニア。シングルマザーになってからは仕事と子育てを両立するため個人事業主になり、コロナ以前まで介護施設でエステティシャン、アロマセラピストをする。現在はIT企業に転職。子供たちの幸せな未来のために勉強中。