個別指導 キッズプログラミング教室 ピタゴラミン

プログラミング教育必修化とは?

2020年度、小学校でプログラミング教育が必修化となり、5年生の算数、6年生の理科の教科書にプログラミングの内容が含まれるようになりました。2022年度の全国学力テストでも6年生の算数にプログラミングの問題が16問中4問出題されています。全国の小学校、特別支援学校でプログラミング教育が実質、義務教育になったということですね。


中学校では2021年度からより高度化され、高校では2022年度から「情報Ⅰ」という科目が必修化になりました。2024年度には、大学入学共通テスト(旧センター試験)の試験科目にもなります。
高校で必修化される「情報Ⅰ」は、「情報社会の問題解決」「コミュニケーションと情報デザイン」「コンピュータとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータの活用」という4つの項目で構成されています。情報化社会である現代を生きていくうえで、このような「情報」の扱い方を学ぶことは必要不可欠になったといえるでしょう。

小学校のプログラミング教育は、プログラミングという単位がある訳ではなく、総合的な学習の時間(教科書がなく担任の裁量で出来る時間)を利用してScratchというプログラミング教育ツールを使用させたり、算数や理科の授業の中で単元の理解を深めるためにプログラミングを活用したりというように取り入れられています。

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小学校プログラミング教育の目的・到達点は?

では、何のために小学校からプログラミング教育が始まったのでしょうか? 

文部科学省では、小学校プログラミング教育の目的と到達点について次のように表現しています。

〇小学校プログラミング教育の目的は、

身の回りの体験を通じて「プログラミング的思考をやしなうため

〇目標到達点については、

「小学プログラミング教育で求められるレベルは、子供たちに、コンピュータに自分が考えた動きをプログラミングする体験を通して、日常生活の様々な場面でプログラミングが使用されていること。」「コンピュータを動かすには手順(プログラム)があることに気づいてもらうことが大事である」

と、しています。

小学校時点ではプログラミングのコーディングや言語を覚えることを目的とせず、プログラミングを学ぶ過程で、自然に論理的思考(プログラミング的思考)を養うのが目標です。

しかし、プログラミングのコーディングや言語を覚えることが目的ではないと言う一方で、「プログラミングのコーディングや言語を覚える事も期待される」とも表現しています。

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プログラミング教育が必要になった背景

今後20年程で、人工知能(AI)などのテクノロジーは劇的に進歩し、人間の知能をAIが超えて行く「シンギュラリティ」という時代の転換点が訪れます。

株式会社野村総合研究所と、英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究で、国内 601 種類の職業について、AIやロボット等で代替される確率を試算したところ、10~20 年後には、日本の労働人口の約 49%が就いている職業が、AIやロボットに代替されることが可能と言う結果が出ています。

これによりまず起こるのが雇用の変化だと言われています。つまり、子供たちが大人になった頃には、今ある職業の多くが無くなっている可能性が高いのです。私たち親が経験してきていない職業ばかりになり、進路を考える際に、親の経験からのアドバイスが役に立たなくなっているかも知れません。

また、日本は急速に超高齢化と人口減少が進んでいきます。それにより出てくる問題を解決するには、AIやロボットなどのデジタル技術の進歩が鍵です。しかし、現在その開発や運用を担う人材が不足しているため、人材育成が国の急務にもなっています。

一方、世界に目を向けるとどうでしょうか。人口増加による食糧問題や環境破壊などの課題もあります。資源の取り合いが起き、戦争が起こるのではと不安視されています。

これもまたテクノロジーの進歩無しで解決することは難しく、現在の子供たちがその期待を背負っているという事です。

プログラミング的思考とは?

小学校プログラミング教育で言う「プログラミング的思考」とは、

順序立てて考える(骨を組み立てる)

実行(正しいと思ったことをやってみる)

解決 or 再度考察(思った結果が出なかったらどこに問題があるか考え、再び試す)

という、論理的思考(プログラミング的思考)の事です。

プログラミングを学ぶことで上記の工程は自然と繰り返し行われるため、「自主的に考える力」「新しいアイデアを生みだし、形にする力」「考えたことを実行する力」を養うことも出来ます。

【参考資料】【文部科学省】「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」

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